青汁考察

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大麦若葉の青汁の効果効能

大麦は今から約1万年前にシリアのユーフラテス川周辺で栽培されていたと言われるほど昔から使われていました。
イネ科の食物ですが、古代エジプトでは主食であるパンの減量として使われていましたが、その後、小麦粉が主食にとって代わって大麦若葉は主に飼料用・醸造用に使われるようになりました。
大麦若葉とは20センチほど成長した大麦の若葉であり、栽培の段階で新しい芽を踏みつけても株が分かれて増えていく生命力強い植物です。
まさしく「麦は踏まれるほどよく伸びる」と言われる由縁です。
この大麦は日本では奈良時代に日本に入ってきて主食の米とともに代表的な穀物として食べられてきましたが、大麦若葉が栄養不足を補う健康食品として使用されるようになったのは1960年代になってからです。
ただし、現在は日本で使用されている大麦の約9割が輸入品になっています。

大麦若葉は他の緑黄色野菜と比べても豊富なビタミン類・ミネラル・食物繊維などの栄養成分が含まれていますが、その中でも次の4つの栄養成分が注目されています。

1 食物繊維
  大麦若葉に含まれる食物繊維の量は精白米の10倍以上、キャベツの2.5倍もあるこ とがわかっています。
食物繊維は胃腸で吸収されずに、便に含まれる水分を増やし善玉 菌に食べられることによって腸内環境を改善する働きがあります。
その結果として、食 物繊維の整腸作用が健康なからだを保つ上でも大きな効果をなっています。
また、最近の研究では、大麦若葉に含まれる食物繊維には潰瘍性大腸炎による炎症を抑 制する効果も判明しています。

2 鉄分
  ミネラルの一種である鉄分の量はケールの5倍ほどになります。
鉄分の大きな役目は からだの中のそれぞれの器官に酸素を運ぶ重要な働きがあります。
特に、生理によって 血液をなくす女性とからだの成長時期に鉄分を失いやすい子供にとっては重要な栄養 分です。
この鉄分の吸収を促進するのがビタミンCですが、大麦若葉にも多く含まれ ており、鉄分の働きをサポートする効果があります。

3 クロロフィル(葉緑素)
  クロロフィルは血液中で鉄と結合して血液を作りだすヘモグロビンに変わります。
鉄 分と同様の効果が期待できる栄養成分です。

4 SOD酵素
  からだの中にある余分な活性酸素は我々のからだにとってはガン・老化をはじめとし たあらゆる病気の原因となる問題物質です。
我々は、この活性酸素を増やす要因である 加工食品の添加物・紫外線の照射・スマホなどの電磁波などの中で暮らしています。
こ の活性酸素を取り除くためには運動・食生活の見直しが大切な対策となります。
しかし、最近注目されているSOD酵素はこの活性酸素を取り除く働きのある酵素であり、強い抗酸化作用をもっています。
元来、からだの中にSOD酵素はある程度はありますが、活性酸素を取り除くには不十分であり、食材として外から取り込む必要があります。
そして、大麦若葉は他の野菜と比較して最もSOD酵素を含んでいることがわかっており、このような観点から昔から大麦が食べられていたことも納得します。

5 カテキン
  カテキンには抗酸化作用がありますので、活性酸素の働きを抑制してからだの細胞の 酸化を防ぎます。
さらに、血液中の糖分・コレステロールを減少させる働きもあります。

健康効果を発揮できる栄養成分を含む大麦若葉を青汁の原料の一つとして使うことには次のようなメリットがあります。

まず、大麦若葉にはない栄養成分を含む他の原料との相乗効果によってさらなる健康効果を
発揮できます。
例えば、アンチエイジング効果を考えるときには、からだの中にある抗酸化物質であるSOD酵素、メラトニンなどを増やすこととからだの外からビタミン群・βカロチン・ポリフェノールなどの抗酸化物質を取り込むことが重要です。
この場合、大麦若葉以外で青汁に使用されているケール・明日葉には大麦若葉に比べてβカロチン・メラトニン・ビタミンCが豊富に含まれていますので、アンチエイジング効果効能を増強することができます。

また、豊富かつバランスの良い栄養成分を一度に飲むことができ、青汁には少ない栄養成分などと簡単に組み合わせて手軽に飲むことができます。
例えば、大麦若葉を筆頭に青汁に豊富に含まれる食物繊維の吸収を助ける働きのあるカルシウムを多く含む牛乳と一緒に飲むと効果があります。
また、青汁には少ないタンパク質を多く含む納豆・豆乳を一緒に飲むのもおすすめです。
このように、大麦若葉のもつ効果効能を最大限に発揮できるのは健康食品である青汁なのです。

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